2021.06.03
家づくり
日常

カンタン・便利の落とし穴…

伊藤 甚宰

お行儀も、品も悪くて本当に恥ずかしいんですが、我が家では夕食はテレビを見ながらという事が多いです。

19時30分頃からが私の晩酌タイムになりますが、夫婦二人っきりで「バラエティー番組」や「歌番組」を見ていたりしています。

「この俳優さん何歳くらいかな?」とか、「この人の奥さん、確かアナウンサーだったような・・・誰やったけ?」
みたいな会話になって、手元にあるパソコンで確認しているのです。

それにしても最近は物忘れが激しく、歌手さんやタレントさんの名前がなかなか出てきません。

少し焦りますが、まあ…そもそも大した事ではないので、「そのうちに思い出すだろう!」と簡単に諦めてしまうのです。

ですが、年齢のせいもモチロンでしょうが、こうやって近くにパソコンがある事が原因かも・・・と思ってしまいます。

超便利な物が身近にあるので、わざわざ記憶する必要が無いと、脳が無意識的に判断しているのでしょうか?

脳は基本的にラクをしたがると以前に何かで読んだような気がします。

同じ文脈で、物事をあまり深く調べずに判断している事も増えたように思います。

ネットに繋がっていれば、もの凄い量の情報が垂れ流されてきますが、それが事実なのか?悪意を持って切り取られたものなのか?も分からないまま信じてしまい、振り回されていることも多いように思うのです。

いたずらに不安だけをあおったり、因果関係のないものを、あるように論じたり、こういう「悪い」情報をしっかり見分ける力も身に付けておかないと怖いですよね。

よりカンタンに、より便利にと、私たちの生活は良い方向へ向かって進化しているはずですが、いっぽうで私たち自身は何だか「退化」させられているような気もするのです。

家づくりの検討も、あまりにカンタンで便利な場合、何か危険も含んでいるかも???

くれぐれもお気を付けください!伊藤でした。

これから家づくりを始める方へ…