2020.04.06
家づくり

腕の良い職人とは?

伊藤 甚宰

「自分の家は、絶対に腕の良い職人さんに建ててほしい!」
多くのお客様が、そうお考えになると思います。

 もし、自分が患者として手術を受けるとしたら、「腕の良い先生にお願いしたい!」
 もし、自分が少し高級なお寿司を食べるとしたら、「腕の良い職人に握ってほしい!」

立場や状況が変われば、私だって同様にそう思うのですから、お客様のお考えに対して異論はまったくございません。

 ただ、現代の家づくりでは、「腕の良い」という表現はあまり的確ではないかもしれません。実は、お医者様や寿司職人さんもそうなのかもしれませんが(違う業界ですし、実情が分からないので、何とも言えませんが。)少なくとも建築職人に限って言うと、職人としての「技術の差」、(「腕」をこのように訳してみました)が出る作業というのは、現代の家づくりの現場ではさほど多くありません。

 コンピューターの進化、プレカット工法、現場で使う道具、機械の進化、既製品の建具、建材・・・こういった背景で家づくりが行われているので、当然だと思います。

 しかし、だからと言って、私は「誰が建てたって一緒だ!」と言うつもりもありません。
 そんな私が、もし自宅をもう一度建てる際に、「こんな職人さんに建ててほしい!」という規模があるとしたら、
ズバリ・・・

「人間性の良い、生真面目な職人さん」です!

 まぁ、ザックリと言ってしまえば「一人の人間として、きちんとしているか?」ということです。

 まさに「事業は人なり」ですね。良い家づくりのため信頼できる職人衆と頑張ります!

 エリーヌホームの伊藤でした。