2026.07.08
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金利が上がる時代の『安心できる資金計画』-後悔しない住宅ローンと2026年の補助金-

伊藤 甚宰

こんにちは。富山県魚津市の工務店、エリーヌホームの伊藤甚宰です。

最近お客様とお話ししていて、いちばん多いご相談が「金利が上がってきたけれど、家を建てて大丈夫だろうか?」というものです。
今日は、長く資金計画のお手伝いをしてきた一人の人間として、金利が上がる時代の家づくりで本当に大切にしてほしいことを、正直にお話しさせてください。

目次

1. なぜ今、あらためて「資金計画」の話をするのか

2.変動金利「1%時代」に何が起きているのか

3.組んでも良い住宅ローン、組んではいけない住宅ローン

2026年補助金「みらいエコ住宅2026事業」を味方につける

5.魚津で家を建てるかたへ ―後悔しない進め方

6.まとめ

なぜ今、あらためて「資金計画」の話をするのか

私が住宅の仕事を始めてから、長い時間が経ちました。
その間ずっと、口をすっぱくして言い続けてきたことがあります。
それは「無理な資金計画で家づくりをしては絶対にいけない」ということです。
なぜそこまでこだわるのか。家づくりをして、かえって不幸になってしまう方を、実際に見てきたからです。

新築からわずか数年で売りに出される中古住宅が、世の中にはたくさんあります。その多くは、ローンが払えなくなって泣く泣く手放されたものです。きちんとした金融機関から借りて、きちんと家を建てた方々が、です。
つまり「本当に安全な資金計画は、お金を貸してくれる側でさえ、あまり教えてくれない」のが現実なのだと思っています。

そして今、金利が少しずつ上がる局面に入りました。
だからこそ、あらためて資金計画の話を、ご家族の幸せの話としてお伝えしたいのです。

変動金利「1%時代」に何が起きているのか

ここ数年、日本は長く続いた「超低金利」から、少しずつ金利が動く時代へと変わってきました。
住宅ローンの世界でも、固定金利のもとになる長期金利が大きく上がり、変動金利についても、これから基準となる金利が引き上げられる可能性が指摘されています。報道では「変動金利1%超え時代」という言葉も見かけるようになりました(2026年6月時点の各種報道より。最新の数値は各金融機関でご確認ください)。

大切なのは、数字そのものに一喜一憂しないことです。
たとえば3,000万円を35年で借りると、金利が0.5%違うだけで、総返済額は数百万円単位で変わってきます。「今の金利」だけでなく「将来上がったときに、それでも返していけるか」という目で計画を立てておくことが、これからの時代はとても重要になります。

変動金利が悪い、固定金利が正解、という単純な話ではありません。
ご家庭ごとに、収入の安定度も、お子さまの年齢も、将来の支出も違います。だからこそ「我が家にとっての正解」を、一緒に見つけていくことが何より大切だと考えています。

組んでも良い住宅ローン、組んではいけない住宅ローン

私はかつて資金計画について学び、認定試験にも合格しました。そのうえで、いつも自分に問いかけている言葉があります。
それは...
「もし、目の前のお客様が自分の息子や娘だったとしても、私はこの計画を勧めるだろうか?」ということです。

組んではいけないローンのサイン

・借入額が、金融機関に「借りられる上限」いっぱいになっている。
・毎月の返済で、貯蓄がほとんどできなくなる。
・お子さまの教育費が重なる時期に、返済が家計を圧迫する。
こうしたサインがあるときは、いったん立ち止まったほうがよいと、私は率直にお伝えします。

組んでも良いローンの考え方

反対に、安心できるのは「今の家賃の延長線上」で考えられている計画です。
返済をしながらも、教育費や老後の備え、急な出費に対応できる余裕が残っている。これが、長く笑顔で暮らせる家づくりの土台になります。エリーヌホームでは、危ないと判断したときは、はっきりと「この計画には無理があります」とお伝えします。背伸びした計画を、私たちは絶対にお勧めしません。

2026年の補助金「みらいエコ住宅2026事業」を味方につける

金利の話をすると不安になる方も多いのですが、追い風もあります。2026年は、国の新しい補助金制度「みらいエコ住宅2026事業」が実施されています。これは、省エネ性能の高い住宅を建てる方を後押しする制度で、2025年度までの「子育てグリーン住宅支援事業」の後継にあたります。

補助額は住宅のタイプによって異なり、もっとも省エネ性能の高いGX志向型住宅では1戸あたり110万円程度、寒冷地などでは加算される場合があります(2026年6月時点。長期優良住宅やZEH水準住宅は補助額・対象世帯が異なります)。富山県は雪も寒さもある地域ですので、断熱性能の高い家は補助金の面でも、毎日の光熱費の面でも、相性が良いと感じています。

ただし、この制度は予算の上限に達すると、その時点で受付が終了します。年度の早い段階から申請が積み上がる傾向があるため、「使えるはずだったのに間に合わなかった」とならないよう、家づくりの計画と合わせて早めに確認しておくことをおすすめします。最新の要件・金額・締切は、必ず国土交通省や事業の公式サイトでご確認ください。エリーヌホームでは、エコ住宅やZEH住宅のご相談の中で、補助金の活用も含めてご案内しています。

魚津で家を建てる方へ―後悔しない進め方

エリーヌホームにご相談くださる方の多くが、土地探しからのスタートで、しかも30代前後の子育て世代の方々です。だからこそお伝えしたいのは、土地・建物・諸費用を合わせた「総額」で資金計画を立てることの大切さです。
建物の価格だけを見て進めてしまうと、後から土地や諸費用が乗ってきて、計画が苦しくなることがあります。

金利が上がる時代だからといって、家づくりをあきらめる必要はありません。
むしろ
「正しく計画を立てれば、ちゃんと安心して建てられる」ということを知っていただきたいのです。私たちは小さな工務店ですので、棟数を追うことはしません。1棟1棟、地元の職人と心を込めてつくり、資金計画の段階から正直にお手伝いすることが、私たちの役目だと思っています。

まとめ

金利が上がる時代の家づくりで大切なのは、たった一つ
「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額
で考えることです。
そのうえで、2026年の補助金のような追い風を上手に使えば、性能の高い家を、安心できる計画で手に入れることができます。

「ちょっと相談したいだけ」「説明だけ聞いてみたい — そんな入り口で構いません。
私たちエリーヌホームは、迷惑な売り込み営業は一切いたしません。魚津で、安心できるいい家を、無理のない価格で。心を込めてお手伝いします。

伊藤建設株式会社(エリーヌホーム)伊藤 甚宰

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変動金利と固定金利、どちらを選べばよいですか?

どちらが正解と一律には言えません。大切なのは、金利が上がっても家計が耐えられるかどうかです。変動なら将来の上昇を見込んだ余裕のある計画に、固定なら返済額が読める安心感をどう評価するか。ご家庭の状況まで含めて一緒に試算することをおすすめします。


毎月いくらまでなら無理のない返済額ですか?
目安は「今の家賃+無理なく続けられる貯蓄額」の範囲です。金融機関が貸してくれる上限額と、安心して返せる金額は別物だとお考えください。


2026年に使える住宅の補助金はありますか?
2026年は「みらいエコ住宅2026事業」が実施されています。省エネ性能の高い住宅が対象で、タイプによって補助額が異なります。予算上限に達し次第終了するため、早めの検討が安心です。最新情報は国土交通省の公式サイトをご確認ください。


土地探しから相談しても大丈夫ですか?
もちろんです。多くの方が土地探しからスタートされています。土地・建物・諸費用を合わせた「総額」で計画を立てることが、後悔しない家づくりの第一歩です。